イオンモール車両展示イベント
いつもと違う場所にクルマを置いてみるということ
2018年からフレックスの自動車事業部では、週末に全国のイオンモールで車両展示イベントを1~2ヶ月おきに催してきました。
ハイエースを展示するときは、近隣のハイエース店のスタッフたちが。ランドクルーザーを展示するときは、ランクル店のスタッフが集合して、モールを訪れる人たちに自分たちの商品を紹介しています。
最初は、どんな反応があるのか想像もつかなかったものの、いざ展示してみると色々なことがわかってきました。
まず最初に、ハイエースに関して言えば、「こんな車あるんだ!」という驚きの声に、こっちもびっくり。日本中津々浦々どこにいても見かけるハイエースですが、知らない人が多いんですよね。
あるいは、スライドドアを開けておくと、お子さんたちが嬉しそうに「うわー!」と駆け込む駆け込む。よく考えたら、フレックスが扱っているハイエースとランドクルーザーという車種は、世界で一番、子どもをワクワクさせる普通乗用車なのかもしれません。
子どもの抱くワクワクは純粋です。ヒトは大人になると、さまざまな価値観を複層的に抱くようになります。たとえば、他の人よりも自分が偉く見られるようなモノが欲しくなったり、はたまた取引先の人に悪い印象を与えないモノを選ぶようになったり。でも子どもはそういうことは考えません。シンプルです。
ちなみに、ふだんお店に来るお客様は、もともとハイエースやランクルのことを知っていて、買おうとインターネットで調べている人がほとんど。
そういう意味で言うと、イオンモールという場所は、いつもと真逆の場所です。
はじめて見た、はじめて知ったというヒトがほとんど。
でもイベントを開催するたびに、イベントがきっかけとなってハイエースもランクルも売れます。
この企画の立案者に話を聞くと、おおむね想定通りとのことでした。ふだん、お客様とのコミュニケーションを細かく分析している結果ですね。
いつもの何気ないお客様とのやりとりの中に見つけたヒントを紐解いていってのチャレンジが、こうして今も継続しているイオンイベントです。
いつもと違う場所にクルマを置くことで、まったく違った人たちと、まったく違った角度からクルマについて話す。そうやって通して見つけた次なるヒントをもとに、私たちはまたあたらしいチャレンジをしようと考えています。