社員インタビュー

自動車事業部 工場長 小柴さん

自動車事業部 整備士 小柴さんにインタビュー!

2018年中途入社の小柴さん。明るく、ポジティブな考え方を持っている小柴さんですが、お話を伺っていると、それは経験や知識を得るために自然と身についたものだと感じました。現在、2020年に新卒で入社した坂下さんの育成にも力を入れています。

Q.小柴さんが行っている業務内容を教えてください。

1つ目が売れた車の納車前整備ですね。FLEXは中古車も販売しているので、しっかりと乗れる状態に整備をして、お客様にお届けする準備をします。 2つ目がお預かりした車の車検や整備です。業務の比率としては50:50くらいですね。

Q.整備士歴はどれくらいですか?

21年くらいですね。社会人5年目くらいまで営業をしていたので、整備士としては25歳くらいからですね。

自動車事業部 小柴さん

Q.営業もされていたのは驚きました。

新卒で入社した会社で整備ができると思っていたのですが、入ってみたら営業を任されてしまって。整備工場付きの部品屋のような会社で、5年くらい営業をしていました。部品の名前や、部品が流れてくるまでの過程を把握することができたので、今ではこの経験がすごく役に立っていますね。そのあと転職をして、そこで18年間整備士をしていました。

Q.以前はどのような車を整備されていたのですか?

メインは大型トラックで、普通乗用車も依頼があれば整備をしていました。トラックは結構特殊で、サイズがそもそも大きいですし、整備の仕方や工具が普通乗用車とは全然違いますね。当時は溶接も自分でしていて、切って貼ったみたいな作業が日常的にありました。例えば、ナットが硬すぎて工具じゃ全然緩まないので、ナットと工具を溶接してはずしたり、折れてしまった部品を溶接したり。板金塗装もそこで経験しました。

Q.そもそもなぜ整備士になろうと思ったのですか?

なんとなくですね(笑)。小学生の頃から自転車を塗ったり、中学生の頃はお兄ちゃんのスクーターをばらしていましたね。高校生の頃にはバイクのエンジンをばらしていました。将来を考えた時に「俺、意外と整備士いけるんじゃないの?」と思って高校卒業のギリギリまで考えて、ちょっとやってみたって感じですね。バイクの整備士の学校がなかったので、車の整備士になりました。

自動車事業部 小柴さん

Q.整備士を辞めようと思ったことはありますか?

ないですね。前の会社では「こんなに給料が安くて、休みも少なくてマジかよ」って思っていましたけど、辞めようとは思いませんでした。

Q.「俺ちょっと、仕事できるようになったんじゃない?」と思ったタイミングはありましたか?

やっぱり10年目ぐらいの時ですね。いろんな人に器用だねって言われ始めたころでしょうか。

Q.仕事の幅が広くなったのはなぜですか?

僕、依頼された仕事はほぼほぼ断らないんです。「できない」とか「やれない」って言っちゃうとそこで終わりで、できないことを調べてやることによって、自分の知識になって、「できない」が「できる」に変わるんですよね。それが楽しいです。

Q.わからないことって今でもあるんですか?

いっぱいあります!稲毛の工場や千葉北店や大阪の工場の人たちに電話で聞いたりしています。20年〜30年くらいFLEXで働いている方もいるので、絶対に僕よりランクルに詳しいんですよね。整備士って職人気質の人が多いので、中にはプライドが邪魔して人に聞けないっていう人もいるのですが、僕はわからないことはすぐに聞いちゃいます。聞くことで自分がスキルアップするのに、プライドなんていらないじゃないですか。逆に聞いてくれるのって嬉しいですよね、信頼して聞いてくれてるんだって。

Q.やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

以前は、工場の利益がどれくらいあるのか出していたのでそれがやりがいだったのですが、今は去年新卒で入ってきた坂下くんが育っていく姿を見ているのが楽しいです。親みたいな気持ちですね。何も社会のことを知らなかった彼が、入社して約1年で少しずつ仕事を覚えていき、話し方が変わっていったり、社会に適応していく姿を見ていてすごくおもしろいです。

自動車事業部 小柴さん

Q.失敗をしてしまったり、落ち込むような出来事はありましたか?

作業で失敗して、お客様に迷惑をかけたこともありますし、自宅まで謝りに行ったこともあります。FLEXに入社したての頃は、まだわからないこともあるし、慣れないし、でもやらないと終わらないし、結構テンパってやっていました。入社して数ヶ月後くらいに、直したはずのエンジンが壊れてしまうという、結構でかい失敗をしてしまいました。原因は締まっているべきところが締まっていなかっただけだったのですが、お客様からしたらそんなことは関係ないですよね。その時に、自分の中のリミットはこれぐらいなんだなっていうのがわかりました。

Q.助けてくれた人はいましたか?

みんなめちゃくちゃ優しいんですよ、本当に。お客様とは営業を通してやりとりをしてくれているので、俺の失敗だとしても代わりに誰かが最初に謝ってくれているんです。それなのに「大丈夫ですよ!いつも忙しいからしょうがないです!」って優しい言葉をかけてくれるんですよね。ほぼほぼ助けられっぱなしです。

自動車事業部 小柴さん

Q.ランクルをメインに整備されていますが、ランクル以外で整備が楽しい!と思うのはどのような車ですか?

この車種だから楽しいというのはないですが、この間、スバル360ヤングSSという車の整備をして、それは結構おもしろかったですね。昭和40年くらいのすごく古い車で、調べながら整備をしました。普通じゃない車の方が整備をしていて楽しいですね。

Q.今まで1番整備が大変だったのはどのような車でしょうか?

そもそも大変だと思わないですね。「すげえ大変そうだな、これ」と思っている時が、1番楽しんでいる時ですね。「クエストしてやろうじゃねえか!」ってワクワクしちゃってます(笑)。逆に、流れ作業のようなつまらない作業の方が大変だと感じてしまいますね。いくら時間がかかって苦労したことでも、自分の知識や経験になるので、大変だから嫌だとはならないです。

Q.整備士としてのポリシーは何ですか?

「できないって言わない」ことですね。できるかわからないけれどやってみます、とまずはやってみる。前の会社で、耕運機、セメントをかき混ぜる機械、発電機など、エンジンがついているものは何でも整備しましたね(笑)。とりあえず見てみると、エンジンって大体一緒なんですよね。で、そんな機械も直せるならうちのトラックの車検もお願いするよ、と仕事が広がっていくこともあるんです。

Q.小柴さんにとって整備士のお仕事とは?

生業です。今までいろんな人生のコースがあったと思うのですが、「もしかしたら整備士でよかったんじゃない?」って自分でも思います。仕事を楽しいと思えることってなかなかないですからね。整備士は半分趣味ですね(笑)。

自動車事業部 小柴さん

Q.FLEXに入社を決めた理由は?

ランクルが好きだからですね。父親がずっとランクルに乗っていたんですよ、40、70、90の3種類くらい。兄も乗っていて、そういう一家だったからか自然と好きだったんですよね。 自分も20代の頃にランクル70に乗っていたのですが、排ガス規制がちょうどはじまった頃で、次の車検通りませんよって言われて売っちゃったんです。その後、家族ができて、子どもが産まれて、ファミリーカーをどんどん乗り換えても、あの頃自分が乗っていたランクルを超えるものはない、って思いながら過ごしていました。親がしていてかっこいいなあって思うことって、自分もしたくなっちゃうんでしょうね。

Q.入社する前のFLEXのイメージはどんな感じでしたか?

そこまで詳しくは知らなかったですが、ランクル屋さんっていうイメージでしたね。ハイエースの店があるのは知らなかったです。

Q.入社してみて、実際のところはどうでしたか?ギャップがあれば教えてください

そんなにイメージをつけていなかったので特にないですね。

Q.今後のFLEXに必要なことは何だと思いますか?

ランクル店には整備士が必要ですね。はっきりとそれは思います。ランクル店の全店に工場が整っているわけではないので、買っていただいた店舗ではなく、工場のある他の店舗や外注先で修理していることもあります。お客様としては、買っていただいた店舗やご自宅近くの店舗で修理ができると安心できますよね。工場にもこなせるキャパがあるので、少しでも社内で整備できるように、整備士を育てる必要があると思います。

自動車事業部 小柴さん

Q.どのような人と一緒にお仕事をしたいですか?

仕事が好きな人と一緒に働きたいですね。根っから整備が好きな人じゃないと、おもしろくないと思いますし、俺と一緒に楽しんで欲しいです!

Q.休日の過ごし方を教えてください。

5〜6年くらい前から海水魚を育てはじめたのですが、これがめちゃくちゃ難しくて!どハマりしています!横幅1.5mと60cmの水槽に生きているサンゴを植えて、カクレクマノミなどの熱帯海水魚を育てています。はじめた当初は魚たちがすぐ死んじゃって、なんでなのか情報を得るためにブログをはじめたんです。自分の海水魚たちを発信したら誰か教えてくれないかなって。そうしたら同じ考えの人がたくさんいて、どんどん人が集まってきてコミュニティができて、情報交換をしたりして、今では会って遊んだりしていますね。海水魚は孤独な趣味なんです(笑)。今ではブログからInstagramになりましたね。

Q.日曜大工もお得意なんですよね?

30歳くらいの頃に急にはじめたくなって、全部独学で勉強しましたね。熱帯魚たちの水槽用の棚も自分で作って、それをInstagramにあげていたら、意外と「俺も欲しい」という声が多くて、木を切るところから作っています。他にも2段ベッドやウッドデッキ、友達の家に本棚も作りましたね。

Q.仕事で欠かせないアイテムを教えてください。

仕事で欠かせないアイテム

工具ですね。20年くらい前から、土日に工具屋に行っては「これ欲しいなあ」と少しずつ買い足していたらこんな量になりました。この電動の工具は20年間使っていたのですが、とうとう壊れてしまいましたね。部品が売っていなくて直せないのですが、結婚した時に指輪を買わずにこの工具を買ったので、思い出深くて捨てられないです。

自動車事業部 小柴さん

ある日の1日の流れ

5:30
起床
7:00
車で出発
9:30
店舗に到着
10:00〜12:00
工場にて整備
12:00〜15:00
陸運局へ車検持ち込み
15:00〜16:00
休憩
16:00〜19:00
工場にて整備
19:30
お疲れ様!
21:00
帰宅
21:00〜23:00
風呂、夕飯、海水魚の世話、子供とゲーム、筋トレ
23:30
就寝