社長の部屋

ハイエースベースから考えるこれからのフレックスのこと

種を蒔きつつ、芽を育てる

2022年ももうすぐおしまい。今年もフレックスでは色々なことにチャレンジしました。あたらしい種をたくさん蒔き、と同時にかつて蒔いた種から出た芽を育てることにも力を入れた年でもありました。
たとえば、2020年の10月12日に埼玉県桶川市に「HIACE BASE SAITAMA(ハイエースベースさいたま)」という新しい業態の店舗をオープンしました。読んで字のごとく、ハイエースの基地となるような場所になればという意味が込められています。北海道にも「HIACE BASE SAPPORO(ハイエースベース札幌)」という同じ業態の店舗があります。これらの店舗のミソは、広い敷地内に、ハイエースの専用パーツを集めたパーツショップと、認証工場が併設されていることにあります。
で、意外とこのハイエースのパーツを集めたお店というのはないんですよね。ということで、このハイエースベースのパーツショップ内には、フレックスのオリジナル専用パーツはもちろんのこと、さまざまな人気メーカーさんのハイエースパーツやグッズがところ狭しと陳列されています。お仕事の空き時間や、休日にふらっと立ち寄って頂き、くつろいだ気分で良い時間を過ごして頂けるようしつらえた店内は、「ハイエース好きの大人の隠れ家」をイメージしています。 ハイエースベースでは、ショップで選んだパーツを、敷地内の工場でそのまま取り付けることも出来ます。混み合っていなければコーヒーを飲んでいる間に、作業は完了。
普通であれば、パーツの取り付けや、ちょっとした修理でも販売店にクルマを預けて、いったん帰らなければいけなかったわけですが、これって面倒ですよね。一方でハイエースベースであれば、工場でパワーアップしてくご自分のハイエースの様子を目で愛でながらコーヒーを飲んで過ごすことができますし、スタッフや他のユーザーさま同士の情報交換をしたりすることもできます。

種を蒔きつつ、芽を育てる

クルマを育てる

愛車との過ごし方は、なにも運転するだけでなくて、そうやって手を加えたり、カスタムしたりする、いわゆる「自分のクルマを育てる」時間にもあると思います。ただし、そういった理念を口で言っているだけでは良くないよねということで、リアルにその場所を用意したのがハイエースベースということになります。
ハイエースベースさいたまのオープンイベントでは、金土日の3日間で1,000名近くのお客様にご来店頂くことが出来ました。そのオープンから2年経ったいま、オープンイベントのその記録をさらに上回る反響を頂けるようになっております。もともとのフレックスのユーザーさまはもちろんのことながら、フレックス以外でハイエースをご購入された方まで、垣根なくお越し頂き、継続的にご愛顧頂いている結果だと思います。 ハイエースベースにお越し頂くお客さま方を見ていて、ハイエースならではの傾向について深く考えさせられます。それはつまり、ユーザーさまの誰もが、家族や仲間と過ごす時間を特に大切にされているということ。そのためにハイエースという車種を選び、カスタムされているということです。
世の中には色々なクルマ、さまざまなカスタムがありますが、ここまで自分以外の人との時間を大切にすることを志向した車種/カスタムというのはないように思います。この家族というのにはもちろんワンちゃんなども含まれます。 ハイエースのカスタムといっても十把一絡げに言い切ることはできませんが、内装カスタムは家族と過ごすため、ド派手なドレスアップカスタムだって、やはり同じ趣味を持つ仲間とのコミュニケーションを促す以外のなにものでもありません。
というわけで、これからのフレックスは、クルマを販売して終わりなのではなく、むしろその先、お客様と一緒にクルマを育てる場所をつくっていきます。本年もあふれんばかりの多くのご愛顧を頂き、本当にありがとうございました。来年もわたしたちフレックスをよろしくお願い致します。

クルマを育てる

来年もよろしくお願い致します。