社員インタビュー

自動車事業部 整備士 鈴木さん

自動車事業部 整備士 鈴木さんにインタビュー!

ランクルJEEP横浜町田インター店で、整備士として活躍中の鈴木さん。整備士という仕事に誇りを持ち、お客様への想いを秘めた鈴木さんにお話を伺ってきました!

Q.整備士になろうと思ったきっかけは?

車好きの父親の影響が大きいですね。小さい頃から父親が大好きで「お父さん子」だったんですが、休日に二人で手を繋いで中古車屋さんに車を見に行ったり、タイヤ交換について行ったりと、日常的に車に関わる機会が多かったんです。当時は浜松店で購入した100(ランドクルーザー100)にも乗っていました!
小学生の頃に、父親が毎号買っていた「4×4マガジン」に載っていた40(ランドクルーザー40)が忘れられなくて、「わたしってすごく車が好きなんだなぁ」という自覚を持ち始めるようになりました。道を走っている車の車種を「あれは何、これは何」というように指差したりするような子どもだったので(笑)、ちょっと周りの子とは違うのかも?と。
高校生になった頃には魚も好きだったので、イルカの調教師とか、魚に関わる仕事に就けたら良いなと思っていたんです。でも、生物のテストで0点をとってしまい……先生に「生物で0点とってるのに、魚の仕事したいって大丈夫なの?」と聞かれて「大丈夫じゃないなぁ」と思って、諦めました(笑)
それで、子どもの頃から好きだった車に関する仕事にしようと考えたんですが、スーツを着るような仕事は自分には合わないので、「じゃあ整備士になろう!」と決めました。

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.整備士歴は?

三年目です。専門学校に通って、一級整備士の資格をとりました。
整備士って汚いし、汚れるし……というイメージがあるかもしれないですが、素敵な仕事だと思っています! 整備士って「車のお医者さん」だと思うんですよね。しっかり整備ができていないと人の命に関わってきますし、車ってもはや人の生活に欠かせない必需品なので、それを自分の技術で直せるということに誇りを持っています。それに自分の車に何かあっても、自分で把握して自分で直せるので、お金がかからないのも嬉しいですね。

Q.今のお仕事内容を教えてください!

整備士として、車検、納車前整備、修理、軽作業などを担当しています。
車検の時は、お客様が既に乗られていて、気になっているところをカーライフコーディネーターにお伝えいただいているので、そこをしっかり確認して、理解してから作業に入るようにしています。また、今後の不安もなくせるように、早めに交換が必要な部品があればこちらからご提案しています。
納車前整備の時は、車は高いお買い物だし、期待して、楽しみにお買い上げいただいていると思うので、その気持ちを裏切ることがないようにしたいと思っています。「なんだこの車!?」と思ってほしくないんですよね。在庫車は旧車に分類されるような古い車が多いので、消耗部品はもちろんすべて交換していますし、それ以外の「窓が上がらない」「エアコンが効かない」といった、不安に思われやすいポイントもすべて解消して、安心して乗れるように準備をしています!

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.FLEXに入社を決めた理由は?

FLEXに入社する前は一般のディーラーにいたのですが、半年くらい経つと、ずっと同じ点検しかやらないことをつまらなく感じるようになってしまったんです。職場の空気も良くないし、もっと幅広い整備をやりたくて、そのディーラーは辞めて、転職活動をすることにしました。
それでメーカーのディーラーなどの面接をたくさん受けたんですが、どこも不採用でかなり苦戦しました。半年で辞めたことに加えて年齢も若いので「もっと社会人経験を積んでからじゃないとどこも受からないよ」と言われてしまったり……「もう整備の仕事は諦めないといけないのかな」とも思ったのですが、どうせ落ちるなら最後に一番好きな車のところを受けてみよう!と、ダメ元でFLEXの面接に行ったら、受かりました!
その時は「自分にはランクルのような大きい車は扱えないだろうな」と思い込んでいて、FLEXのことは避けていたのですが、やっぱり大好きな車なので嬉しかったですね。

Q.実際にランクルの整備を担当してみて、どうでしたか?

小柄なので、「ランクルのタイヤや大きい部品を持てるのかな?自分でも扱えるのかな?」と心配だったのですが、問題なかったですね。むしろ小柄な分、リフトで上げなくても柔軟に動けたり、男性と比べて指も細いので、隙間に手を入れられたりなど、有利な面もあります。工場長に「これ取ってよ」ってお願いされることもあります(笑)
タイヤも最初は持てなかったのですが、今では持てるようになりました。
あとはランクルのことがもっと好きになりました! 今すぐにでも乗りたいです。

Q.FLEXではランクルの整備が主ですが、その点はどうですか?

車種に特化したことを学べるので、専門的な知識をつけられるのは強みですね。よくある故障内容も把握した上で対応できるので、それも良いところだと思います。
それに、「色んな車が来た方が色んな経験ができて良い」という考え方もあると思いますが、走る・曲がる・止まるという基本的な動きはどの車にも共通しているので、特定の車種だけでも一通り学べば、他の車種でも応用できることはたくさんあります。なので、ランクルに特化しているからといってランクルの知識しかつかない、ランクルの整備しかできない、ということではないですね。

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.入社してからFLEXの印象は変わりましたか?

入社前は「FLEXの車って高いな!」という印象を持っていたんですよ。「オールペンして、シートカバー張り替えたくらいで、中開けたら錆び錆びなんじゃないの?」なんて思っていたんですけど、入社してみて高い理由がわかりました。下回りの塗装や部品交換など、徹底的に検査をして、これだけの手間がかかっているからこの価格なんだなと。

Q.今日も納車前整備をされていましたが、一台あたりどれくらいの時間がかかるんですか?

めちゃくちゃ時間かかりますよ! 80とかになってくると、古い車なので点検箇所が多いですし、トータルで1~2ヶ月はかかります。最近は部品もなくなってきたり、取り寄せに時間がかかってしまうのが悩みです。

Q.仕事をしていて、ピンチに陥ったことはありますか?

入社して4ヶ月くらい経った頃、わたし以外の整備士がみんな外出していて、初めて一人で対応しなければならない日がありました。
その日はオイル交換のご予約が入っていて、「オイル交換だけなら一人でも対応できるな」と思っていたのですが、車をお返しする時に「異音が気になるから見てもらえる?」というご相談があり……工場長に電話で相談しつつ夢中で車を探って、何とか原因を自分で突き止められたんです。今日直さないと車が動かなくなるというような状況ではなかったので、その日は原因をお伝えして修理は後日ということになりましたが、それはすごくドキドキしましたね。

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は?

自分だけで問題の原因に気付くことができて、工場長に「よく気付けたじゃん!」と認めてもらえた時や、わたしのことを信頼して仕事を任せてもらえた時、「成長できてるのかも!」とやりがいを感じます。
まだ入社して1年くらいなのですが、歴が浅いとか、女性だからといった偏見もなく、色々なことをやらせていただいているので、技術力がすごく上がっているのを実感しています!

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.仕事をする上で、心がけていることは?

車検の際は、整備士ではなくカーライフコーディネーターがお客様に作業内容をご説明するので、修理した部分などをCAに伝えるのですが、専門用語や耳馴染みのないカタカナを多用せず、お客様に寄り添ってどうしたらわかりやすく伝わるかを考えるようにしています。
伝え方一つでニュアンスが変わってしまうし、ボキャブラリーがないと上手く伝わらないと思うので、語彙力をもっとつけて、専門用語を用いずにわかりやすく伝えられる方法を模索中です。
わたしたちもお客様も、車が好きで大切に思っている気持ちは同じなはずなので、ちゃんと説明を聞いて納得していただきたいと思っています。
あとは、直接お客様とお話しできる機会はあまりないのですが、お客様の車を見て「言うほどでもないけど気になってるんじゃないかな」と汲み取れることがあったら、依頼内容外でも対応しています。例えば、前オーナーが残したステッカーを剥がそうとした形跡が見えたら綺麗に剥がしたり、ごみが溜まっていたら捨てたりとか。そういったちょっとしたことでも、大切な車を預けていただいた以上は気付けるようにしたいです。

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.今後の目標は?

「工場長になる!」です。「こんな大きな工場で、こんな小さい女の子が工場長なの!?」となれたらかっこいいですよね。今はまだまだですが、いつか工場長になれる日を目指して頑張っています!

自動車事業部 整備士 鈴木さん

Q.今後のFLEXに必要だと思うことは?

先ほどの話と重複するんですが、お客様にはきちんと納得していただきたいので、タブレットで写真を見せたり、消耗した部品と新品の部品を並べてご説明したり、もっと伝わりやすいように出来たら良いなと思います。どうしても、言葉だけでは伝わりづらい部分もあるので……。
あと、現状は整備士とお客様がお話しできることがほとんどないので、直接お話を聞けると嬉しいです。熱量をお客様に伝えたいのに、伝えることができないのももどかしいです。とは言え、そこまですると作業に手が回らなくなってしまいそうなので、どうしたら良いか方法を見つけるのは課題ですね。カーライフコーディネーターと整備士の連携についてなど、整備士側から思うこともあるので、短期留学的な感じで一時的にカーライフコーディネーターを経験させてもらえたら、見えてくるものがあって面白いかもしれないです。

Q.休日の過ごし方は?

休日も車をいじったり、旦那さんとバイクで出かけたりしています。あとは映画も好きで、よく観ます。最近は姪っ子が懐いてくれていてかわいいので、ほぼ姪っ子と過ごしていますね。

Q.仕事に欠かせないアイテムは?

手を洗うことが多いので、ハンドクリームです。乾燥もしますし、洗浄力が強い工業用のハンドソープを使っているので、欠かせないです!

ハンドクリーム

ある一日の流れ

7:00
起床
8:00
出発! 車通勤です。
9:15
到着
09:30
始業時間。ミーティングで今日の作業を確認
~12:00
車検に持っていく車の準備、車検作業、納車前整備
12:00
陸自ヘ行く
14:00
お昼休憩。みんなで必ず15分お昼寝しています。
15:00
車検、書類の整理
18:30
退社!残業はほとんどしません。
20:00
帰宅。お風呂に入ってから夕飯を。水回りの掃除とストレッチ・筋トレは毎日必ず!
22:30
就寝。体力勝負なので、睡眠はしっかりめにとります。