社員インタビュー

自動車事業部 フレックスファクトリー 齊藤さんと平村さん

フレックスファクトリー 齊藤さんと平村さんにインタビュー!

2017年の同時期に中途入社の齊藤さんと平村さん。 とある偶然の出会いから、現在フレックスファクトリー北海道でキャンピングカーを製造しているお2人にお話を伺う中で、常日頃試行錯誤を繰り返す、生粋の職人肌気質を垣間見ることができました。

Q.お二方が主に行っている業務内容を教えてください

齊藤:僕の主な業務内容は、工場の生産管理と部材の発注といった全体的な作業と、あと車の車両の組み立てを主にやっています。

平村:僕の方はキャンピングカーに積み込む家具の組み立てや生産管理、開発車両の設計を主にやっています。

Q.フレックスファクトリーはキャンピングカー製作工場ですが、お2人がキャンピングカー業界に関わろうと思ったきっかけはありますか?

齊藤:きっかけがいい理由ではないんですよね(笑)
実家から近い場所にたまたま別のキャンピングカー屋さんがあったので「ここでバイトするか」と。 本当は販売や営業をしたかったのですが、入った場所が間違って製造部門だったんですよ。 なので最初は本当にキャンピングカーには興味がありませんでした。 でもキャンピングカーの世界で働いていたらすごく楽しくて、今ではこの仕事以外ないなと思っています。

平村:僕も同じような理由です(笑)
元々別の業種の仕事を辞めた時に、働かなきゃなと求人情報誌をみたらキャンピングカーの木工製造作業の募集をしていて。 元々木工作業には興味があったので、面白そうだなと思って何となくこの世界に入りました。 なので当時はキャンピングカーには興味が沸いたこともなかったですね。 その元職場でハイエース札幌店店長の照井さんと齊藤さんと出会って、そのご縁でフレックスに入社しました。

齊藤:僕が24歳くらいのときなので、照井さんや齊藤さんとは15年来の付き合いですね。まさかこんなにお2人と長く付き合うとは当時思いませんでした。

齊藤さん平村さん

Q.今ってキャンプブームすごいですよね、15年前はどうでしたか?

平村:当時はキャンピングカーがブームになりかけてる時期でしたね。 その頃からキャンピングカーのレンタカーが始まったくらいでしょうか。

齊藤:この業界に入ってから常になにかしらのブームがあったので、いつでも忙しい世界です。 でも今が一番注目されているかもしれないですね。

Q.キャンピングカーをつくる上で、どういうところにこだわっていますか?

齊藤:見た目重視のキャンピングカーも多いと思うんですけど、なるべく使いやすいようなお客様の目線で考えるようにしています。 寝ながら充電できるようにコンセントの位置を調整したりとか、お客様が実際に使って使いやすいであろう物を心がけています。

平村:僕も使いやすさを重視していますが、初めて車に乗っても説明書を読まずに使える、っていうのが自分の中では理想ですね。 パッと見で使えて手軽に楽しめるシンプルさを重視して家具などの設計をしています。 それが一番長く使ってもらえるのかなと思っていますね。

齊藤:ああ、長く使ってもらえたらうれしいですね。 ヨーロッパの方では親がキャンピングカーを買って子供に譲り渡すのが当たり前なんですけど、日本でもそうあったらいいなと思います。

Q.好きな作業ややりがいを感じるときはありますか?

齊藤:車の作業だと電装品を組む作業が好きですね。お客様のみないような部分ではあるんですけど、きれいに収まったときにやりがいを感じます。 あとはやはり完成したときには達成感があります。多い時で月に8台作るんですけど、毎回達成感を覚えます。

平村:家具の作業では、自分が寸法などを設計して、形としてぴったり収まった時にほっとするのと、周りの好評な声が聞こえてくると「やってよかった」と思います。

齊藤さん

Q.逆に失敗をしてしまったり、落ち込むような出来事はありましたか?

齊藤:めちゃくちゃありますね。フレックスに入る前の頃はミスばかりしていました。 多方面に迷惑をかけてしまったり、部材まるまる1つ無駄にしてしまったりとか。 確認していれば防げたミスなだけに、悔しくなりますね。 ミスしてしまった時でも、当時やりとりしてくれる上司だったりとか、フォローしてくれる先輩がいましたので。 あとは性格的に落ち込まないので、反省はしても落ち込みはしないですね。そこは切り替えています。

平村:僕は失敗談とかじゃないんですけど、車が完成してから「あそこはこの方がよかったな」とか、毎回新しいものを作る度にちょっとしたことを気にするようにしています。

Q.完成がゴールではなく、あくまで通過点なんですね

平村:ゴールというか正解のものをみたことがないというか。

齊藤:理想的なものはみたことがあるけれど、これが絶対だってのはないですね。

平村さん

Q.社内ですごいと思う人、尊敬している人はいますか?

齊藤:昔から知っている照井さんがすごいなと思いますね。元々照井さんは僕らと同じで整備をやっていた人だったんですよ。 営業であそこまでトップに行けて、さらに人を動かして束ねる力も持っていて。 熱い人でもありますしすごいなと思いますね。自分にはないものをたくさん持っている人です。

平村:僕もやっぱり照井さんですね。莫大な仕事量を抱えてるのに、僕らの細かいところ気にかけてくれたりとかしてくれますし。 開発している中でも行き詰ったら、照井さんのひとことやアドバイスで事が進んだりとかしますし。 照井さんがいなかったらできなかったなと思うことが多々あって、一緒に仕事できてよかったなと思いますね。

齊藤:照井さんは作る知識もあれば売る知識も持っていて、その中立の立場で僕らにアドバイスくれるので、一番わかりやすいというか納得できることを言ってくれます。 「売る側の考えはこうなんだ」とこっちも理解できますし、僕ら職人側の意見もわかってくれるんです。 あんまり他の会社ではなかったんですよねそういうの。売る側の意見を一方的に押し付けられて、僕らが納得しないまま物を作るっていうのが多かったんですけど、この会社ではそういったことも少ないので。 多分照井さんのおかげじゃないかなと思います。

Q.今後のフレックスに必要なことや求めることはありますか?

齊藤:工場をもっと大きくしたいというのはありますね。
あとは、キャンピングカーの販売が始まって間もない為、社員全体の知識がまだ浅かったりもするんです。キャンピングカーに対する知識を持った人がもっと社内に増えてくれればいいなと思います。 オプションの取り付け等、外注部分の作業を自社内でできるようになると、全国のユーザーさんに「フレックスにいけばなんとかしてくれる」と思ってくれるんじゃないかなと。 でも工場に面接に来る人はほぼキャンプ・アウトドア、もしくは車好きですね。何かしら好きなものを持っている人が楽しんで仕事をしてくれています。

平村:僕は「キャンピングカーといえばフレックス」くらいになれたらいいなと思います。キャンピングカーが欲しいと思ったらまず始めに調べるのがフレックスみたいな。 今はフレックスといえばハイエース、ランクルなんですけれど、そこにキャンピングカーも入れたら嬉しいと思います。

Q.休日の過ごし方や趣味などを教えてください

キャンプ

齊藤:北海道内でキャンプをすることが趣味ですね。北海道は気候的にも虫の問題も無く、景色もいいし食べ物も美味しいしキャンプに適していますよ。 北海道の冬でもキャンピングカーを借りたら寒くても温かく過ごせますし、家とほぼ変わらないまま過ごせます。 夏も涼しくて快適ですし、むしろ夏に本州でキャンプをするのは北海道で慣れてしまった自分には無理ですね(笑)

平村:僕もキャンプが好きです。北海道の上の方に朱鞠内湖っていう人造湖でキャンプをしたんですけど、景色がすごく良くて静かでのんびりできる場所でした。 あと齊藤さんと2人で真狩にキャンプ行きましたよ。楽しかったです。

齊藤:今は時勢もあってあまり無いんですけど、前はよく2人で行ってました。真狩の時は11月でマイナス2~3度くらい?夜は焚火を囲んでいました。当時なんで行ったんだっけ?雪降っていたのに。

平村:流れで何となく行ったんだと思いますよ(笑)

Q.仕事で欠かせないアイテムは?

電動ドライバー

齊藤:電動ドライバー(インパクト)が無いと仕事ができないですね。ビスを打ったりボルトを締めたり穴をあけるのに必要なものです。 今使っているやつは6~7年くらい使用していますね。調子が悪かったらメーカーに都度オーバーホール出しています。 自分のインパクトと他の人のインパクトって使い心地がまるで違うんですよ。長年の使用でグリップが自分の形になっていて。 ボタンを押した感覚もまるで違うので、料理人の包丁やテニスプレイヤーのラケットのように、易々と新品には変えられない代物ですね。

平村:僕もインパクトなんですけどそれだと齊藤さんと被っちゃいますね(笑) あとはそうですね、設計する上で必要なCAD(設計ソフト)ですね。無くても設計できなくはないんですけど、無いと時間がかかってしまうので、今では欠かせないものになっています。

ある日の1日の流れ 齊藤さん

7:30
起床
8:15
家を出る
9:00
会社到着
9:30~10:00
メールチェック、工場内の清掃
10:00~13:00
店舗や業者からの電話対応
13:00~14:00
お昼休憩
14:00~19:30
工場にて整備、いつでもヘルプに入れるように補助の仕事を臨機応変に見つけています
20:00~21:00
帰宅!夕食を食べてお風呂。夜はゆっくり過ごすことが多いです
1:00
就寝

ある1日の流れ 平村さん

7:30
起床。朝シャンをして朝食
8:30
家を出る
9:00
会社到着
9:30~10:00
その日の作業をホワイトボードに書き出す、店舗からオーダーが来ているオリジナルパーツの確認
10:00~13:00
午前中の内に発送作業や事務所で設計
13:00~14:00
お昼休憩
14:00~19:30
設計の続きや、キリが良ければ家具の組み立てや部品の作成
20:00~21:00
帰宅!夕食を食べてお風呂
0:00
就寝